【地震】熊本・大分で就職支援や人材育成のシゴトをしている方へ

この度の九州地方における地震で被害にあわれた方々に心よりお見舞い申し上げます。
私も5年前の東日本大震災で被災しましたが、今回はまた違うケースで未だに収まる様子がみられない状況、被災地の不安を思うと非常に胸が痛みます。

被災されている方は今、まず食べること、そして休むことを何よりも求めていると思いますし、また、それが何よりも重視すべきことです。
まずは生きなくてはどうしようもないのです。
東日本大震災から1年経った頃、とある自治体の方から話を聞いたことがあります。
「部下にこう言いました。食料が届いたらまずはお前ら(部下、つまり公務員)が確保しろ。お前らが倒れたら町の人を救えないから」
マスコミなどで切り取られた風景ではもしかすると
「公務員が職権乱用している」と映ったかもしれませんが、
結局のところ人を救うにも、まずは自分がしっかり立っていないと救えない、
支えられないのです。
ですから、まずは自分、家族のことを守ってください。

しかし、こんな時に自分や家族より、公のために命を削る方々がいます。
前述の自治体の方、自衛隊の方、インフラ関係の方、地元新聞社の方など・・・
本当に頭が下がる思いです。

私も東日本大震災の時、4日ほど経過して、避難所での生活を終え自宅に帰った頃、
自分の無力さを痛感しました。
成人男性であるにも関わらず、何の役にも立っていないという罪悪感。
1日に1つのことしかできず、寝て過ごすような数日間。
社会人にとってこれはなかなか辛いものです。
もちろん、やろうと思えば動けたのだと思いますが、やり方や気持ちが整っていなかった。

でも、あれから5年。はっきり言えることがあります。
それは「自分の役割を果たすこと」
必ず役に立つタイミングがやってきます。
震災から3年たった日、私は大学生の就職セミナーの講師をしていました。
14:46に参加していた学生さんと一緒に黙祷したことを覚えています。
その時、私は思いました。
自分が直接インフラや公共の何かを支えることはないかもしれないけれど、
どこかで自分のチカラが役に立つことがあるのだと。
これらの学生さんを支えることが自分のシゴトだ、それが私の役割なのだ、と。
あれから2年。今、彼ら彼女らは社会の中に自分の役割を見出し、
一生懸命シゴトをしています。
震災のあと、消防士の友人に君のシゴトは尊い、みたいな話をしたら怒られました。
だったらお前もやれ、と。
そこで気付きました。
人には役割があって、それを分けあって力を発揮することが、世の中を支えるのだということに。

私と同じシゴト=就職支援や人材育成をしている方がいらっしゃるか、はわかりませんが、もしいらっしゃるなら是非伝えたいです。

「数ヶ月から一年後、必ずあなたのチカラを必要とするタイミングがやってきます。
その時のために是非、チカラを蓄えて下さい。
そのためにも今はご自身、ご家族と一緒に生き延びて下さい。
それが役割を果たす一番の方法です。
いつか一緒におシゴトができることを夢見ています。」

生意気な言い方ですが、そう思います。
熊本、大分の方へ。どうぞご無事で。

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